AWS Service Comparison Evaluation Rules¶
AWS サービス比較ドキュメント群で共通利用する評価・記載ルール。
tool-comparison-evaluation-rules をベースに、AWS サービス選定に特化した評価軸を追加定義する。
History¶
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026-05-28 | 初版作成 |
| 2026-10-10 | 初版から更新なし。AWS公式ドキュメント・サービス仕様との整合を再確認する必要あり(要レビュー、#911) |
評価の原則¶
- 共通評価ルール の原則を継承する
- AWS サービス間の比較であるため、提供元は全て AWS となる。代わりに「サービスカテゴリ」「課金モデル」を重視する
- ワークロード特性 (トラフィックパターン、データ量、レイテンシ要件) に基づいて選定する
- マネージド度合いと運用負荷のトレードオフを明示する
- 将来のスケール要件を考慮し、移行コストも評価する
記載ルール¶
| ルール | 記載方法 |
|---|---|
| 比較表の基本形 | \| 比較項目 \| A \| B \| ... \| の Markdown table を使用する |
| 共通行の順序 | 以下の順序で先頭に配置する。該当しない項目は省略可 |
| 共通行以降 | サービス固有の評価項目を追加する |
共通行の順序 (MUST)¶
全比較表で以下の行を先頭に統一配置する。
| 順序 | 行名 | 記載内容 |
|---|---|---|
| 1 | ドキュメント | 公式ドキュメント URL |
| 2 | 課金モデル | 課金方式の概要 + [料金ページ URL] |
| 3 | 主用途 | サービスの主要ユースケース (短い名詞句) |
| 4 | SLA | 可用性 SLA (%) または保証内容 |
| 5 | 学習コスト | 低い / 中程度 / 高い |
| 6 | スケーリング | スケール方式の概要 |
| 7 | 主要サービス制限 | ボトルネックとなる制限値 (実行時間、ペイロードサイズ、同時実行数、タイムアウト等) + [Quotas ドキュメント URL] |
| 8 | コスト (常時高負荷) | 常時高負荷時の相対コスト (安い / 中程度 / 高い) または概算 |
| 9 | コスト (バースト) | バースト/可変負荷時の相対コスト (安い / 中程度 / 高い) または概算 |
表記ルール¶
| ルール | 記載方法 |
|---|---|
| 二値の表現 | ✅ / ⚠️ / ❌ を使い、意味を混在させない |
| 記号の意味 | ✅ = 満たす / ⚠️ = 条件付き・限定的 / ❌ = 満たさない |
| 定量値の表現 | 実数・件数・料金・URL はそのまま記載し、記号で置き換えない |
| 定性的な比較 | 高 / 中 / 低 や短い名詞句で統一し、長文説明は Guidelines に寄せる |
| 結論の書き方 | **→ で始める 1 行の要約を置き、その後に箇条書きを続ける |
| 追加説明の書き方 | 比較表に入らない前提や除外項目は導入文か ## 補足 で明示する |
必須評価軸 (MUST)¶
共通評価ルール の必須評価軸に加え、以下を AWS サービス比較固有の必須評価軸とする。
| 評価軸 | 観点 | 判定例 |
|---|---|---|
| Workload Fit | ワークロード特性 (常時稼働/バースト/バッチ) に適合するか | 最適 / 適合 / 不適合 |
| Scalability | スケール方式・上限・速度が要件を満たすか | 自動/手動、上限値 |
| Availability | SLA・マルチ AZ・リージョン冗長の要件を満たすか | SLA 値、冗長構成 |
| Operational Burden | 運用負荷 (パッチ適用、監視、障害対応) の大きさ | 低 / 中 / 高 |
| Cost Model | 課金モデルが利用パターンに適合するか | 従量/固定/予約、概算月額 |
| Service Limits | ボトルネックとなるサービス制限/クォータを明示しているか | 実行時間、ペイロードサイズ、同時実行数、スループット上限 |
| Migration Cost | 他サービスへの移行難易度 | 低 / 中 / 高 |
加点評価軸 (SHOULD)¶
| 評価軸 | 観点 |
|---|---|
| IaC Support | Terraform/CDK/CloudFormation での管理容易性 |
| Observability | CloudWatch/X-Ray 統合、メトリクス充実度 |
| Security Posture | VPC 統合、暗号化、IAM 粒度 |
| Ecosystem | 他 AWS サービスとの連携容易性 |
| Developer Experience | ローカル開発、デバッグ、デプロイ速度 |
判定フロー¶
- ワークロード特性 (常時稼働/バースト/バッチ/イベント駆動) を明確にする
- 非機能要件 (SLA、レイテンシ、スループット) を定義する
- 候補サービスごとに必須評価軸を判定し、不適合なら除外する
- 残った候補を加点評価軸で比較する
- コスト試算を行い、利用パターン別に比較する
- 不採用サービスの理由を 1 行で記録する
スコアリング方式¶
共通評価ルール のスコアリング方式を継承する。
| スコア | 意味 |
|---|---|
| 3 | 要件を十分に満たす |
| 2 | 条件付きで満たす |
| 1 | 一部のみ満たす |
| 0 | 満たさない |
重み付けの推奨:
- 必須評価軸: 合計 70%
- 加点評価軸: 合計 30%
記載テンプレート¶
各 comparison ドキュメントの Guidelines には以下を含める。
- 選定方針: 「何を優先して選ぶか」
- 採用条件: 「どの条件なら採用するか」
- 不採用条件: 「どの条件なら採用しないか」
- 併用条件: 「単体でなく併用する条件」
- 更新条件: 「いつ再評価するか」